先日、大きく取り上げられた話題に「二世タレントの強姦致傷事件」というのがありました。
そこでの記者の質問(息子の性欲や性癖などについてその母親に質問が及んだこと)に逆に矛先が向けられています。
以下【yahooニュースより】
そもそも、報道機関はなぜ、事件報道をするのか。日本新聞協会は「裁判員制度開始にあたっての取材・報道指針」で次のように掲げている。
「事件報道には、犯罪の背景を掘り下げ、社会の不安を解消したり危険情報を社会ですみやかに共有して再発防止策を探ったりすることと併せ、捜査当局や裁判手続きをチェックするという使命がある」
母親に息子の性欲について、質問することが、このような事件報道の目的にかなうことなのだろうか。
BuzzFeed Newsは、メディア倫理を専門とする青山学院大学法学部の大石泰彦教授に話を聞いた。
「質問したことに対して批判されたときは、記者側もなぜ聞いたのか明らかにする責任がある。それができないのであれば、『取材の自由』と『報道の自由』の過剰行使とも言える」
「犯罪報道は、将来同じような犯罪が起きないように、注意できるようにするのが目的のはずです。記者が何のために事実を明らかにして、何が防げるのか。どう世の中のためになるのかを説明できないのに、相手に答えを求めることはできない」
その上で大石教授は、取材者がそのようなことを「分かっていなかったのではないか」とも語る。
さらに
そもそも、報道機関はなぜ、事件報道をするのか。日本新聞協会は「裁判員制度開始にあたっての取材・報道指針」で次のように掲げている。
「事件報道には、犯罪の背景を掘り下げ、社会の不安を解消したり危険情報を社会ですみやかに共有して再発防止策を探ったりすることと併せ、捜査当局や裁判手続きをチェックするという使命がある」
母親に息子の性欲について、質問することが、このような事件報道の目的にかなうことなのだろうか。
BuzzFeed Newsは、メディア倫理を専門とする青山学院大学法学部の大石泰彦教授に話を聞いた。
「質問したことに対して批判されたときは、記者側もなぜ聞いたのか明らかにする責任がある。それができないのであれば、『取材の自由』と『報道の自由』の過剰行使とも言える」
「犯罪報道は、将来同じような犯罪が起きないように、注意できるようにするのが目的のはずです。記者が何のために事実を明らかにして、何が防げるのか。どう世の中のためになるのかを説明できないのに、相手に答えを求めることはできない」
その上で大石教授は、取材者がそのようなことを「分かっていなかったのではないか」とも語る。
【終】
伝える責任について考えさせられる記事でした。