忌み言葉とは、もともと「言葉には霊力が宿っているから畏敬しなければならない」という言霊信仰を背景に生まれました。
近頃では、忌むべきものが減ってしまったようですが縁起が悪いから言い換えようという習慣はまだ少し残っているみたいです。
商売や勝負事で「する(失う・負ける)」を不吉なものと考えて
「スルメ」を「あたりめ」
「すり鉢」を「あたり鉢」(少なくとも関西では使わんかも)
「四」が「死」と同音で不吉なものだから病院などで番号から外されたりします。
植物の「葦(あし)」が「悪し」と同音なので「よし」と言ったり
「死ぬ」を「逝く」「亡くなる」のように関連する表現に置き換えたりするのも忌み言葉だそうです。
地域によっては「梨」のことを「ありの実」と言い換えるところもあるみたいですよ。