「伝えるカタチ研究室」というタイトルだけを先に決めてしまい、さて、何を書こうかと随分迷っていました。
パンフレットやホームページ制作を通じて情報を〝伝える〟ことが私たちの生業です。私たちの仕事はデザイン、レイアウト、コピー、写真、映像、ナレーションなど多岐にわたりそれらが重なり合い整理されて(複合的に作用して)一つのカタチとなります。
その中で私はカタチの原型を作るのが仕事です。企画を立てる、構成を考える、パンフレットやホームページのリード部分などを書く。そうしたことが仕事の中心となります。
そこで手始めに、伝えるカタチのピースの一つである〝言葉と言葉の使い方〟について持論もほんの少し交えながら(自分自身の勉強の意味を込めて)書いてみることにします。
私の稚拙な知識では到底結論が見いだせないので、普段から愛用している「日本語 使い方考え方辞典(岩波書店)」「大野 晋著 日本語練習帳(岩波新書)」等に頼りながら進めてみることにします。